概要:交流电源的功率单元部采用PWM方式,由此实现了GX率(约75%)和低输入电流,其机身小,质量轻。此外,还备有可以在1台上通过开关切换使用相同容量的单相输出和三相输出的操作简便的型号(PCR-W2系列)。
特点:
1.实现可与线性放大器方式媲美的高品位输出,其电压波形失真小于等于0.5%,电压响应速度为60µs(PCR-W系列下的标准值)。
2.具备各类计测功能。
3.支持基于GPIB以及RS-232C的控制。(选择)
型号 | 规格 |
PCR2000W | 单相2kVA,交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
PCR4000W | 单相4kVA,交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
PCR8000W | 单相8kVA,交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
PCR12000W | 单相12kVA,交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
PCR6000W2 | 6kVA、单相/三相切换、交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
PCR12000W2 | 12kVA、单相/三相切换、交流1 〜300V、1 〜500.0Hz、直流+/-1.4 〜+/-424V、PWM型 |
选购件(关联产品):
1.RC02-PCR-L
[PCR-L系列用选购件] PCR-L用遥控器
2.IB11
[PAX,PBX,PLZ-3W/3WH,PCR-W/W2用选购件] PAX,PBX,PLZ-3W/3WH,PCR-W/W2用接口板(用于GPIB)
3.RS11
[PAX,PBX,PCR-3W/3WH,PCR-W/W2用选购件] RS-232C接口板、PAX,PBX,PCR-W/W2,PLZ-3W/3WH用
4.408J-101
[GPIB电缆] GPIB电缆,长度:约1m
5.408J-102
[GPIB电缆] GPIB电缆,长度:约2m
6.408J-104
[GPIB电缆] GPIB电缆,长度:约4m
7.KRB8
[支架] 支架(英制尺寸)用PCR1000L(LA)/PCR2000W,左右构成一组
8.KRB400
[支架] 支架(米制尺寸)用PCR1000L(LA)/PCR2000W,左右构成一组
9.KRB11
[支架] 支架(英制尺寸)用PCR2000L(LA)/PCR4000W,左右构成一组
10.KRB500
[支架] 支架(米制尺寸)用PCR2000L(LA)/PCR4000W,左右构成一组
概要
PCR-W/W2シリーズは、PCR-Lシリーズで培った技術・ノウハウを継承しつつ、効率改善およびローコスト化をメインコンセプトに、性能/機能/品質/価格のトータルバランスに優れた交流安定化電源として開発されました。特にパワーユニット部にPWM方式を採用することにより、高効率(約75%)・低入力電流化そして大幅な小型・軽量化(*1)を達成。また、ワールドワイドに対応できる幅広い入力レンジと高品位かつパワフルな出力(低波形歪み、高速な応答速度、低力率負荷への対応)に加えて、実効値、ピーク値、電力、力率(*2)等の計測機能、AC出力以外にもDC出力やAC+DC出力モード(*2)を装備することにより、PCR-W/W2シリーズは交流電源としての機能に留まらない利便性を提供することができます。
更にPCR-W2(ダブリュツー)シリーズでは、本機1台で同一容量の単相出力および三相出力をスイッチにて切り換えて使用することができますので、従来の様に単相/三相を個別のシステムとして設備する必要がなくなり、予算やスペースの有効活用を図ることができます。
オプションとしては、リモートコントローラの他、GPIBおよびRS-232Cの各インターフェースを用意。コンピュータの遠隔操作にてPCR-W/W2シリーズの各種設定、また計測機能を利用した測定値のリードバックができますので、製造・検査ラインの自動化といった用途にも適しております。
そして何よりも、PCR-W/W2シリーズではランニングコスト(電気代)を従来製品と比較して約3割低減することが可能なため、製造・検査ラインや、研究開発設備でのご使用台数が多くなるほどに、その導入メリットをより実感していただけることでしょう。
*1:当社他方式比、下図のグラフを参照。
*2:この機能を利用するためには、オプションが必要です。
特長
高品位な出力特性
電圧波形歪み0.5%以下、電圧応答速度60μs(PCR-Wシリーズでの標準値)とリニアアンプ方式並みの高品位な出力を実現。また負荷力率0でもZ大出力電流を供給できます。
各種計測機能を装備
出力電圧/電流の真の実効値、ピーク値、DC平均値、電力をパネルに表示。さらにオプションを使用すれば力率、VA測定、ピーク・ホールド電流測定も可能になります。
ワイドな入力レンジ
入力は標準仕様で85〜132V/170〜250V(レンジ切換え、ただしPCR8000W、12000W、6000W2、12000W2は170〜250Vのみ)です。世界各国の電圧に対応できます。
自動化にも対応
GPIBおよびRS-232Cによるコントロールに対応。製造・検査の自動ラインでお使いいただけます。また、電圧ドロップの補償に有効なセンシング機能、レギュレーションアジャスト機能も装備。
性能
出力電圧・出力周波数
広範囲な出力電圧可変および出力周波数可変により、世界各国の商用電源(AC100V〜240Vの±25%)に、また、400Hzの航空機や船舶等の電源にも対応できます。
出力電圧範囲※ | 分解能 |
100Vレンジ:AC1.0〜150.0V | 0.1V |
200Vレンジ:AC2.0〜300.0V | 0.1V |
※DCモードでは、±(1.4V〜424V)の範囲で直流出力も可。
出力周波数範囲 | 分解能 |
1.00〜99.9Hz | 0.01Hz |
100.0〜500.0Hz | 0.1Hz |
出力モード
AC/DCモード切り換えでDCモードを設定することにより、±(1.4〜424)V間の直流電圧を出力できます。また、拡張オプションのリモート・コントローラRC02-PCR-Lおよびインターフェースカード(RS11またはIB11)を用いると、直流と交流を重畳させることも可能です。
※PCR-W2シリーズで三相出力モード時はDC出力不可。
低力率負荷に対応
負荷力率が0〜1のいずれに対してもZ大出力電流を供給できますので、コンデンサ負荷などを強力に駆動できます。
チャタリングのないアウトプットON/OFF
電子スイッチにより、チャタリングの無いきれいな波形でアウトプットをON/OFFします。また、オプションの使用により出力ON/OFF時の位相を任意に設定することもできます。
Z大出力ピーク電流
電流波形の違いコンデンサ・インプット型整流負荷に対し、Z大ピーク電流をZ大定格電流(実効値)の4倍まで流すことができます。
※Z大出力ピーク電流=定格出力Z大電流(実効値)×4、ただし、電流の実効値≦定格電流の場合。
高効率・低入力電流
PCR-W/W2シリーズではパワーユニット部に新方式を採用。これにより、リニアアンプ方式に対し効率は約50%アップし、交流電源内部で消費する電力を66%、また入力電流を約33%各々ダウン。また、入力電流波形は、アクティブ平滑フィルタの採用により、力率=0.95(標準値)の正弦波に近づけ、高調波電流の低減も実現しています。
入力電圧
広い入力範囲により標準仕様のまま世界各国で使用可能です。
形名 | 入力電圧範囲 |
PCR2000W | 1φAC85〜132 170〜250V、47〜63Hz |
PCR4000W |
PCR8000W | 1φAC170〜250V、47〜63Hz |
PCR12000W |
PCR6000W2 |
PCR12000W2 |
波形の比較●コンデンサインプット型整流負荷に対する商用ラインとPCR-W/W2シリーズの比較
非線形負荷の出すパルス状の電流波形によって、商用ラインの電圧波形が大きく歪んでいるのに対して、PCR-W/W2シリーズの出力はほとんど歪みのないきれいな正弦波になっているのがわかります。