THD2000Z には、ユーザの使いやすさを向上する様々な機能を搭載しています。 本資料では、これらの機能についてご紹介させていただきます。 機能① 選択式デジタルダンパ ◆傾斜計測と振動 THD2000Z は、傾斜計測に適なデジタルフィルタを 実装しており、周波数応答性を 16段の中から選択可能で す。これにより、使用環境に合わせた適なダンパ時定数 を選択することで、実際の傾斜角度に近い出力が得られ ます。 従来の傾斜計では、使用環境の振動ノイズと必要な応 答性に合わせてカットオフ周波数を設定し、電気的なロー パスフィルタやダンピング機構の設計が必要でした。 本傾斜計では、デジタルフィルタの採用により、ユーザ 様で適なダンパ時定数を選択頂けるようにしました。 ・ダンパ設定レベルに対する、カットオフ周波数と時定数は下記の表の通りです。 ・実際にお使いの動作速度や振動環境によって、適なダンパ時定数を選択頂けます。 表記 レベル カットオフ周波数 時定数 0 0 11.2Hz 60ms 1 1 9.27Hz 114ms 2 2 7.65Hz 126ms 3 3 6.32Hz 140ms 4 4 5.21Hz 156ms 5 5 4.30Hz 181ms 6 6 3.55Hz 205ms 7 7 2.93Hz 246ms 8 8 2.42Hz 277ms 9 9 2.00Hz 321ms A 10 1.65Hz 378ms B 11 1.36Hz 443ms(標準) C 12 1.21Hz 532ms D 13 0.92Hz 627ms E 14 0.76Hz 749ms F 15 0.62Hz 900ms 注意:ダンパ時定数は、弊社出荷後の変更はできません。選定方法については、弊社までお問い合わせ下さい。 THD2000Z ユーザフレンドリ機能について 2 / 2 機能② インデックス設定鍵【オプション】 ◆出力基準位置 0°の再設定 THD2000Z は、コマンド制御で 0°の出力位置をわずか 10 秒程度で再設定することが可能です。 更に『インデックス鍵』により、面倒な電気接続も無しに、現場で簡単に現在位置を傾斜角 0°に再設定することもで きます。 従来現場では取付機器に合わせて、設置時に 0°合わせを機 械的調整機構や受け側でオフセット処理を行っていました。 本傾斜計では、RS485 のシリアル通信コマンド機能を利用し、現 場での面倒な 0°の出力位置を±5°の範囲で再設定が簡単に 行えます。 設定方法 インデックス鍵を CCW 方向に 90°回転させてタッチ×5 回 注意 1)オプション機能のため、ご注文時にご指定下さい。 2)インデックス鍵は別売りとなります。 設定方法については、弊社までお問い合わせ下さい。 機能③ シリアル通信【オプション】 ◆シリアル通信仕様 THD2000Z は、アナログ出力タイプと RS485 通信によるシリアル出力タイプをラインナップしました。 シリアル出力タイプは、アナログ出力タイプよりも高精度、高分解能で傾斜角度の計測が可能です。また、RS485 から のシリアル通信コマンドにより以下の機能を使用できます。 No. 1. 傾斜角測定値の取得 2. シリアルナンバーの取得 3. 基準位置の再設定(0°位置変更) 4. 通信速度(ボーレート)の変更 5. シリアルデータ出力の送信レートの変更 注意 1)シリアル通信機能は、シリアル出力のみに対応しています。 2)No.3~5 はオプションのため、ご注文時にご指定下さい。 3)通信仕様の詳細は、弊社までお問い合わせ下さい。
日本绿测器电位器倾斜THD2000Z系列 日本绿测器电位器倾斜THD2000Z系列